新宿御苑「菊花壇展」へ行った

景色-東京23区

2023年11月12日(日)曇,9℃~11℃

日本列島は寒気に覆われて今季一の寒さになった。北日本の日本海側では雪や雨、北海道では軒並み氷点下になった。日本海側の北陸から山陰、太平洋側の東北から関東も曇りや雨になった。東京でも、最高気温は10℃~12℃で12月並みだった。

新宿御苑菊花壇展 とは

11月1日から15日まで新宿御苑の日本庭園で、皇室ゆかりの『新宿御苑菊花壇展』が開催されている。
各花壇は、菊栽培の専門職人が1年以上かけて準備してきたもので、素晴らしい出来栄えになっている。

毎年訪問しており、2023年は11月2日に訪問したが、秋の異常高温の影響や会期序盤であったせいか、開花はこれからというものが多かった。

以下は、2022年11月13日に訪問した時の写真を示す。

日本庭園案内図

会期終盤の13日、日本庭園の菊花壇展入口に入った。どの花壇も満開で見頃になっていた。
池や水の流れに沿って散策する池泉回遊式の日本庭園内に、木や竹の素材をいかした上家を7棟設け、特色あふれる菊の花々を、皇室ゆかりの伝統の様式で飾りつけている。

◎ 第一露地花壇

懸崖作り花壇

野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模して、1本の小菊を大きな株に仕立てる技法

伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇

伊勢地方で発達した菊。花の中心部が盛り上がって咲く菊。京都の嵯峨地方で発達した菊

大作り花壇

初冬に出てくる芽を1年がかりで枝数をふやし、1株から数百輪の花を半円形に整然と仕立て て咲かせる技法。これは新宿御苑独自の様式で、全国各地の菊花壇展でみられる千輪作りの先駆けにもなっている。

江戸菊花壇

江戸時代に江戸で発達した古典菊。花が咲いてから花びらが様々に変化し、色彩に富んでいるのが特徴

◎ 第二露地花壇

一文字菊・管物菊花壇

花びらの数が16枚前後の一重咲きの大輪菊。筒状に伸びた花びらが放射状に咲く大輪菊

肥後菊花壇

古くから肥後(熊本)地方で作られた一重咲の古典菊で、主に武士の精神修養として発展した。

大菊花壇

花びらが花の中央を包み込むように丸く咲く。神馬の手綱模様に見立てた「手綱植え」とよばれる39品種311株の大菊を黄・白・紅の順に植えつけ、全体の花が揃って咲く美しさを観賞する。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました