都立狭山公園「宅部池のかいぼり」を見た(2016年)

景色・東大和市

2025年2月10日(月)晴れ,-5.5℃~11℃

日本付近は冬型の気圧配置が続き、寒気の影響で北日本から北陸などで雪や雨が断続的に続いた。太平洋側の関東や東海、西日本は晴れの範囲が広がった。八王子でも雲一つなく晴れたが、早朝に今季最低気温を更新し、日中も北西風が寒かった。

◎ 夜6kmランニング

20時、3℃、微風で寒かったので、ペースが上がった。(1km)5分56秒 (2km)11分29秒[5:33] (3km)16分36秒[5:07] (4km)21分10秒[4:34] (5km)26分27秒[5:17] (6km)31分09秒[4:42]

「かいぼり」 とは

かいぼり(掻い掘り)とは、ため池の水質改善や護岸点検、補修のために、水を抜いて生きものを捕獲、池底を天日干ししてドロを取り除き浄化する伝統的な管理方法。
現在は、魚などの生物をまとめて採れることから外来種駆除、生態系回復の手法としても注目されている。

都立狭山公園にある宅部(たっちゃん)池は、面積0.65haあり、江戸時代から農業用に使われ、今は修景用のため池となっている。

宅部池では、2010年にかいぼりが行われて、約800匹の外来種が捕獲された。

その後、2016年1月17日(日)午前10時から15時までの間に、かいぼりが行われるというので、見学に行った。

13時40分頃、宅部池に到着すると、水抜きがほとんど終わった状態だった。

冷たい泥水の中での生き物の捕獲は悪戦苦闘だ。

そりにのったり、胸まで泥の中に沈んでいた。腰を曲げた作業はきつい。

池の周囲には多くの見物者が訪れていた。池の西側にテントが設置されていて、かいぼりの説明や捕獲した魚類、エビ類、水生昆虫などの展示や、レンジャーが現場を案内するガイドウォークなどが行われていた。

水槽には大きな魚が捕獲されていた。

かいぼりの成果

2025年2月8日、都立狭山公園の宅部池を訪れると、池のほとりに「宅部池のかいぼり結果報告」という立看板があった。

そこには、2020年12月12日に「かいぼり」を行って生きものの捕獲調査を行った結果、

2016年に行ったかいぼりにより、オオクチバスなどの外来種を根絶し、その後、これらの外来種が再放流されていないことが確認された。また、クロハゼやヌマガイなどの在来種が増えていることがわかった。濁りの要因となる窒素やリンを取り除くため、約1ヶ月間の水抜きと天日干しが行われた。これらにより、再び水が溜まったときに、透明度が上がることを期待される。

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