子安神社の「泣き相撲」を見た【八王子市:2023年】

景色・八王子市

2023年10月5日(木)曇/晴れ,

低気圧や前線の通過に伴い、北日本から北陸の日本海側は大荒れの風雨になった。関東・東海は天気が回復し日差しが戻った。

◎富士山の初冠雪

朝、八王子から富士山の初冠雪が見えた。平年より3日、去年より5日遅かった。

午前中は雲が広がっていたが、午後は青空が広がった。しかし、北風は肌寒かった。

◎夜ランのタイミングを逸した

八王子古本市

八王子駅北口へ行くと、「八王子古本まつり」が開催されていた。5日(木)から9日(月)までの間、八王子駅北口西放射線ユーロードで行われ、関東近郊から25の古書店が並んでいる。古書だけでなく、いろいろなイベントも盛りだくさん。

子安神社の泣き相撲

9月23日の秋分の日、JR八王子駅と京王八王子駅の間にある子安神社に行くと、「泣き相撲」が行われていた。神社の社務所には、赤ちゃんを連れた多くの家族が並んでいた。子供の誕生月ごとに受付時間が決められている。

「泣き相撲」は江戸末期の嘉永年間に始まった。
「泣く子は育つ」という古来からの諺があるように、子安の大神様の御前で泣いた赤ん坊は、益々の健やかな無事成長が適うと伝えられている。

赤ちゃんは、受付をした後、本殿でご祈祷を受けて、泣き相撲の取組に向かった。
舞台から行事が呼び出しをすると、赤ちゃんはお相撲さんにあずけられて、取り組みが始まる。
大きなお相撲さんに抱っこされた赤ちゃんたちに、行司さんが近寄って「ハッケヨイノコッタ!」と大声で叫ぶと、びっくりした赤ん坊は泣き叫び、神社内に泣き声が響き渡った。

取組の後、神主さんが赤ちゃんに打ち出の小鎚を振って、額にご朱印が付けられる。
安産育児の神様として崇敬される子安神社の神様にふさわしいお祭りで、まことにほほえましい行事になっている。

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