2024年8月21日(水),晴れ/曇り,25℃~34℃
西日本や東海では高気圧に覆われ、晴れて厳しい暑さが続いた。関東では雲が多く、午後は大気不安定になり、夕方から都心で猛烈な雷雨になった。八王子では夕方に雲が湧いたが雨は降らなかった。
第九消防方面本部消防救助機動部隊(南多摩総合防災施設)とは
1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓から、通常の消防力では対応が困難な救助事象に迅速に対応するため、1996年に東京消防庁に、消防救助機動部隊(通称:ハイパーレスキュー)が創設された。
消防救助機動部隊は、特殊な技能・能力を有する隊員や装備で編成され、大型重機を備えるなど、多数の人命を早期に救出することを目的としたスペシャリスト部隊。
2013年に5部隊目の機動部隊として、第九消防方面本部消防救助機動部隊(九本部)が発足し、2015年に鑓水隊舎(南多摩総合防災施設)が業務開始した。
九本部は、一般災害・震災、危険物火災のほか、地域特性である広域林野火災、土砂崩落災害等の大規模災害に対応するため、機動部隊として3隊編成(機動救助隊、機動特科隊、機動救急救援隊)で対応。
防災 FESTIVAL 2024
南多摩総合防災施設で毎年行っている一般開放を、今年は夏休みに合わせて、八王子警察、自衛隊第一施設大隊の協力を得て、「防災 FESTIVAL 2024」として開催した。
◎消防車乗車体験
車庫前の広いスペースでは、子供達が消防車の運転席隣に座って走行し、車からマイクで緊急車両の通行をアナウンスした。
◎救助体験
A車庫内では、レスキュー隊院のアシストで、子供達がロープを上る救助体験が行われた。
◎はしご車・高所作業車乗車体験
人気のはしご車体験は、抽選だった。ずいぶん高いところまで上がっていった。
◎車両展示
多くの消防車両が並んでいて、子供達が乗車体験をしていた。
自衛隊車両も展示されていた。
屈折放水塔車によるミストシャワーが行われた。あいにくの曇りで、ミストの様子はよくわからなったが、地面はびしょ濡れ。
多摩地域の特性である林野火災に対応する車両があった。中の装備はどうなっているか?
◎白バイ隊演技
4台の白バイによる軽快な走行演技が行われた。
◎燃焼体験
訓練棟の中では、燃焼体験が行われた。
1961年に作られたアメリカの消防車「ラフランス」も展示されていた。
さらに、起震車、VR車、カラーガーズや音楽隊の演奏、学生によるダンスなど、9時から13時までの4時間、見所たっぷりで、夏休みの子供だけでなく、大人にとっても防災対策の重要性を認識できる好イベントであった。
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