
2025年11月15日(土)晴れ,7℃~17℃
日本列島は、広く移動性高気圧に覆われて穏やかな晴天になった。八王子でも朝方は雲があったが、日中は晴れて日差しが暖かく感じられた。
新宿御苑菊花壇 とは
明治元年に菊が皇室の紋章に定められ、宮内省は明治11年に「菊花拝観」を始め、その展示用の菊の栽培を明治37年より新宿御苑でも始め、昭和4年からは観菊会も新宿御苑で行われるようになった。
新宿御苑の菊花壇は、皇室ゆかりの伝統を受け継ぐもので、回遊式の日本庭園内に上家を設け、特色あふれる花々を独自の様式を基調に飾り付けた花壇
令和7年11月12日
令和7年の菊花壇展は、11月1日~15日の期間に開催された。
12日(水)午前に訪れた。
◎新宿門前

日本庭園の菊花壇展の順路に従って鑑賞した。
◎ 第一露地花壇

◎ 懸崖作り花壇
野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模して、1本の小菊を大きな株に仕立てる技法。係員が手入れをしていた。花はほぼ満開で見頃を迎えていた。

◎ 伊勢菊・丁子菊・嵯峨菊花壇
伊勢地方で発達した伊勢菊、花の中心部が盛り上がって咲く丁子菊、京都嵯峨地方で発達した嵯峨菊が並ぶ

◎ 大作り花壇
初冬に出てくる芽を1年がかりで枝数を増やし、1株から数百輪の花を円形に整然と仕立てて咲かせる技法。

これは新宿御苑独自の様式で、5株が並ぶ様はまさに壮観。

◎ 江戸菊花壇
江戸時代に江戸で発達した古典菊。花が咲いてから花びらが様々に変化し、色彩に富んでいるのが特徴。

◎ 第二露地花壇

◎ 一文字菊・管物菊花壇
一文字菊は、花びらの数が16枚前後の一重咲の大輪菊で、御紋章菊とも呼ばれている。管物菊は、筒状に伸びた花びらが放射状に咲く大輪菊で、糸菊とも呼ばれている。

◎ 肥後菊花壇
古くから肥後地方で作られた一重咲の古典菊で、主に武士の精神修養として発達した

◎ 大菊花壇
大菊は、花びらが花の中央を包み込むように丸く咲くのが特徴。神馬の手綱模様に見立てた「手綱植え」と呼ばれる新宿御苑独特の様式。39品種311株の大菊を黄・白・紅の順に植えつけ、全体の花がそろって咲く美しさを鑑賞する


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