東京都蔵元めぐり（その６：青梅市）

2025年12月30日(火)晴れ,－１℃～15℃

北海道の北を低気圧が通過して、北日本と北陸は雨や雪になった。関東から西の太平洋側では穏やかに晴れて、八王子でも15℃まで上がって日差しが暖かった。

◎　大掃除でランなし

東京都蔵元めぐり

東京都内で日本酒を醸造している蔵元10社を訪れる蔵元めぐり。今回は9社目。

清流多摩川の上流にある青梅市沢井に、小澤酒造株式会社の本社と工場、関連施設がある。

小澤酒造は、1702年(元禄15年)創業の300年を超える老舗蔵元。秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の奥から湧き出づる仕込水、連なる山々と豊かな緑、澄み切った奥多摩の空気、選りすぐった原料米、磨き上げた技を結集して、全社挙げての真心と研鑽努力で美酒として仕上げる。

「澤乃井」の酒銘は、その昔、所在地が「沢井村」と呼ばれており、その地名に因んで命名したものです。「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名。澤乃井は、令和東京国税局酒類鑑評会において全部門優等賞受賞するなど、その品質は国内外で高い評価を得ている。

酒蔵を中心に、多摩川の名勝：御嶽渓谷沿いにカフェやレストラン、美術館などを運営しており、四季を通じて多くの人が訪れている。

「美しい多摩川フォーラム」では、「美しい多摩づくり」の秋のシンボル事業として、西多摩地域に点在する五つの酒蔵を紹介すると共に、紅葉の秋を満喫しながらめぐる旅を、「多摩川酒蔵街道」と名付けて紹介している。